PUPS-仔犬の社会化促進プロジェクト委員会

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アニマルドクターメッセージ

ノミについて

ワンちゃんネコちゃんが体を痒がっているので、毛をかきわけて見てみると黒っぽい小さな虫が皮膚を走っていくのを目撃したことはないでしょうか?

今回はそんなノミについてのお話です。

ノミの種類

犬に寄生するのはイヌノミ、猫に寄生するのはネコノミだと思われている方が多いと思いますが、実際は犬に寄生するのもほとんどネコノミです。
またネコノミは人も刺すので注意が必要です。
逆にイヌノミは犬科の動物にしか寄生しません。

ノミの害

ノミは刺されてただその場所がかゆいだけでなく様々な弊害を起こします。

  • ノミアレルギー性皮膚炎
    ノミに刺されることが原因でアレルギー性の皮膚炎になることは多くあります。
    ただ刺された部分だけでなく全身の皮膚が炎症をおこすので、ノミの駆虫と皮膚炎の治療が必要となります。
    ノミが1匹寄生しているだけでもおこることもあり、ノミアレルギー性皮膚炎が疑われたらノミを見つけることができなくてもノミの駆除を行うこともあります。
  • 瓜実条虫感染症
    犬猫の消化管に寄生する瓜実条虫(サナダムシ)はノミを介して感染します。
    これはノミが刺して感染するのではなく、瓜実条虫に感染した犬猫のお尻からでてきた卵を含んだ条虫の破片をノミが食べ、ノミの中でその卵が孵化し、刺した部分が痒いので犬が口で舐めたり、かじったりしているうちにそのノミを食べてしまうことで感染してしまいます。
    瓜実条虫が感染した場合、同時にノミの駆除も行うことが多いです。
  • 貧血
    仔犬や仔猫、老齢の犬猫、体力の低下している犬猫に大量にノミが寄生した場合貧血を起こします。
    あまりひどい場合には輸血が必要となることもあります。
  • ヘモバルトネラ感染症
    猫に貧血を起こすヘモバルトネラをノミが媒介することもあります。
    赤血球の表面に寄生しますが、検査しても見つからないこともあります。
  • 猫ひっかき病
    人に猫ひっかき病を起こす細菌であるバルトネラを猫に感染させます。
    通常猫はこの細菌に感染しても無症状です。

駆除と予防

ノミをみかけたら駆除してもらうのはもちろんのこと、ワクチンやフィラリアと共に予防することも大事です。
予防にはノミ取り首輪、内服、注射、スポットタイプなどいろいろとありますが、最近はスポットタイプが主流です。
スポットタイプもスーパーなどにうっているものから、動物病院でしか扱っていない動物医薬品のものまであります。
その中にもノミの成虫にしか効かないもの、卵や幼虫にしか効かないもの、すべてに効くもの、同時に消化管内寄生虫やフィラリアを予防できるものなどいろいろあるのでどれが自分の子にあっているか考えて使ってもらうことをお勧めします。