PUPS-仔犬の社会化促進プロジェクト委員会

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アニマルドクターメッセージ

ケンネルコフについて

新しく仔犬をお家に迎えた時、元気いっぱいで食欲もあるのですが、時たま苦しそうに咳き込むことがあります。

オーナーさんは心配になってインターネットなどで調べられて、ケンネルコフでは?という問い合わせをうけることもしばしばです。今回はそんなケンネルコフについてのお話です。

ケンネルコフは犬パラインフルエンザや、犬アデノウイルスII型、ボルデテラなどの細菌によって引き起こされる上部気道炎のことです。

単独で感染した場合、症状はそれほど重くないですが、これらのウイルスや細菌に一つ以上感染した時には咳はなかなかおさまりません。
犬パラインフルエンザ、犬アデノウイルスII型であれば混合のワクチンに入っていますので、きちんと接種していれば、そこまで症状は酷くはならないようです。

治療にはウイルスに効くインターフェロンや、細菌に効く抗生物質、咳を抑える鎮咳剤、痰を取り除く去痰剤などが用いられます。
熱がでていたり、食欲が落ちてしまっているようなら点滴したり、入院などが必要となることもあります。また、あまりにも咳が酷いときには薬剤を吸入し、直接肺や気管に作用するネブライザーなどを使用することもあります。

治療には1〜2週間かかるといわれていますが、仔犬の場合は免疫も低いので全く咳をしなくなるまで1ヶ月かかってしまうこともよくあります。

重症でなければお薬を飲んで、家で安静にしていればだんだんと咳の回数は減ってきます。
オーナーさんが投薬以外にお家でできるのはほこりなどがたたないようにきれいな空気を保つこと、空気が乾燥しないようにすることなどです。
あとは食餌をよく食べさせ、体力が落ちないように気をつけましょう。