PUPS-仔犬の社会化促進プロジェクト委員会

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アニマルドクターメッセージ

口と歯について

犬と猫の口はヒトとだいぶ形状が違いますね。
それは口が効率よく餌をとるために進化したからです。

動物の口は目的に応じて形が異なります。
犬は獲物に襲い掛かり、肉や骨を噛み砕くため90度近くまで開くあごと、鋭い犬歯、のこぎり状の臼歯を持っています。またこれらは敵から身を守るための武器としても使われます。唇は哺乳類に特有の構造で、主に乳を飲む目的で発達したと考えられています。
そして、唇が黒い犬が多いのは、白い歯をめだたせるためだと言われています。犬の目はほとんど色を識別できないといわれていますので、威嚇の表情で歯をみせるときにめだつように唇に色がついたと考えられています。

犬の歯は乳歯は28本、猫は26本で8週齢頃までに生えそろいます。犬も猫も生後6〜8ヶ月ごろまでに乳歯から永久歯に生え変わります。抜けた歯はほとんどが飲み込まれますが、まれに部屋に歯が落ちていることもあるかもしれません。犬の永久歯は42本で猫の永久歯は30本です。遺伝や犬種によっては2重に歯がはえたり、乳歯が抜けずにそのまま残ってしまうことや、歯の本数が不足していることもあります。うまく乳歯が抜けずに永久歯が同時に存在すると、歯石などがたまり歯科疾患にかかりやすくなります。
特に小型〜超小型犬種で多く見られます。 歯周病の予防や不正咬合を治すため残存乳歯は抜歯を行います。

歯石は細菌の巣であり万病の元です。これが歯肉炎をひきおこし、歯がぐらぐらしたり抜けてしまったり、ひどいときには下あごの骨が折れたり、心臓、肺、腎臓、骨などに細菌感染してしまう、とても怖い病気です。

歯周病は、進行してしまうと怖い病気ですが、飼い主さんの努力で予防できる病気です。歯周病になった時には病院で治療するしかありませんが、歯周病を予防する方法はいろいろとあります。また歯石がたまり易い子とたまりにくい子がいます。

毎回食後に歯磨きができれば理想的です。

  • 口を触らせてくれる子ならば、口を閉じたまま、ガーゼを巻いた指で歯の表面をこすります。
  • 嫌がらない子ならば、犬用・猫用の歯ブラシと歯磨き粉で歯を磨いてあげて下さい。動物用の歯磨き粉は、すすぐ必要はありません。
  • 歯磨きが難しい子には、専用のジェル、ガム、フードなどを動物病院で購入し与えてあげてください。