PUPS-仔犬の社会化促進プロジェクト委員会

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アニマルドクターメッセージ

膀胱炎

ワンちゃんの病気でとても多いのが膀胱炎です。

ヒトではそんなによく起こる病気ではありませんが、おそらくワンちゃんはおしりをぺたっとつけて地面にすわったり、排泄後にグルーミングをすることにより細菌感染が起こりやすいようです。主に糞便由来の細菌(大腸菌など)が尿道口より逆行性に膀胱内に侵入します。

膀胱内の温度や尿成分が細菌の繁殖に適していることや、更には膀胱の粘膜などに侵入し細菌感染を起こします。症状は、少量頻回の尿、残尿感、血尿、濁った尿、排尿時の痛み、元気食欲不振などです。
こじれると単純な細菌感染から膀胱結石や尿道結石、それらが尿道を閉鎖してしまうと排尿不全から腎不全に陥ってしまったり、または排尿を支配する神経の麻痺などが起きてしまう場合もあります。また細菌の更なる上行性の侵入が起こると、腎臓などへ波及し、腎盂腎炎などになってしまう場合もあります。

このように放置すると危険な病気ですから、前述のような症状がみられた場合は早めに尿を持参して動物病院を受診してください。

細菌性膀胱炎の場合は、感染している細菌に対して効果のある抗生物質を使って治療が行われます。また、尿量を増やし、膀胱内の細菌を洗い流すよう大量の水分を点滴投与することもあります。

注意点は細菌性の膀胱炎の治療では約4週間ほどは抗生物質を投与する必要があるということです。細菌が膀胱の粘膜にはいりこんでいるため、粘膜の細胞の入れ替わりが終わるまで投薬を続けないと症状がぶりかえしてしまいます。治療を始めて数日で症状が軽快しても薬をやめないで、指示された期間はきちんと続けてあげてください。

治癒後も再発に注意し、特にメスの場合は発情前出血時など外陰部の清潔に留意してあげましょう。