アニマルドクターメッセージ
マイクロチップ
マイクロチップをご存知ですか?
実物を見たことはなくても、お話くらいは聞いたことがあるかもしれません。
日本におけるマイクロチップ装着率は0.2%ともいわれていますが、実際はもっと低いようです。
今回はこのマイクロチップについてのお話です。
形態
直径2ミリ、全長1センチほどの大きさで、特に電池等を必要としないICチップです。
専用のインプッター(埋め込み器)にて頚部皮下にうめこみます。少し大きな注射といった感じです。通常、痛みはほとんどありませんし、挿入後は撫でてもわからないくらいで動物に対して負担はありません。
専用のリーダー(読み取り器)にてチップに記録されている固有の数字を読み取ります。 違ったメーカーのものでも同じ数字が割り振られることはないので、1つの動物に対して1つの数字になります。
その数字を登録することにより、オーナーの情報がわかります。
利点
- 確実な固体識別:血統書、証明書などで必要
- 迷子動物、捨て犬、捨て猫の防止:オーナーの情報が登録されるため
欠点
- リーダーが余り普及していない:どこの動物病院でもあるわけではなく、保健所などでも完備されていない。
- オーナーに必要性があまり認識されていない。
現段階では実用的にマイクロチップが使われているのは、動物を輸出入する時の固体識別としてがほとんどです。
しかし、本来は迷子動物、捨て犬、捨て猫の防止などに使用されることのほうが重要です。 たとえば三宅島の噴火や阪神大震災など災害時には多くの迷子動物がでて、元のオーナーが見つからなかったそうです。マイクロチップを挿入していればここまで多く迷子の動物がでなかったと言われています。
首輪や迷子札では取れてしまったりするので、確実にこういった悲しい思いをしないためにも万が一を考えてマイクロチップを挿入しましょう


