PUPS-仔犬の社会化促進プロジェクト委員会

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アニマルドクターメッセージ

お尻をひきずって

みなさんは犬や猫がお尻をひきずって、前足だけで歩いてるのを見かけたことはありますか?
非常に滑稽な姿で思わず微笑んでしまいます。
我が家の犬もたまにこのしぐさをしますが、ベッドの上でやるのはやめてほしいです・・・。

犬はどうしてこういったしぐさをするのでしょうか?

我が家の犬ではフン切れの悪いものを食べた時が多いです。私が料理をしているとずっと潤んだ目でこっちを見つめてきます。最初は無視をしてるのですが、あまりにもずっと見つめてくるので、ついつい。
キャベツやレタス、たまにキノコ類など体に問題ないものですが、これらを食べた翌日はかなりの確立でフン切れが悪くお尻をひきずっていることが多いようです。
細かくしてから、与えたほうが良いかもしれません。

あとは毛を食べてしまって、それが未消化で肛門に引っかかったりするのも多いようです。 我が家の犬は短毛なので自分の毛が引っかかることはないですが、たまたま人の毛を食してしまったり、同居の猫の毛を食してしまったりしていることが多いようです。

まあ、これらは病的なものではないので、笑ってすますことができますがそうではないこともあります。

お腹に寄生虫がいる場合もお尻をひきずることがあります。

お尻から出てくる虫は死んでいたり、弱っていたりする場合が多いのですが、なかなか肛門から離れないこともあるので、そういった違和感でお尻をひきずるのでしょうね。
この場合は動物病院で診察してもらい駆虫をしましょう。
人にもうつる寄生虫もいますし、人とスキンシップをはかる動物には定期的に駆虫する考えも広まりつつあります。

お尻をひきずる原因として一番多いのはやはり肛門腺のたまりすぎです。

犬や猫などには肛門腺といってお尻の穴の両側に臭い脂状のものがたまる袋があります。
通常はウンチをするときに力んだりとか、ひどく興奮したときに肛門に力が入り自然と出るのですが、家庭で飼われる犬猫は食生活や環境のせいであまり出ないことが多く、これがたまりすぎるとお尻を引きずったり、舐めたり、痛がったりします。
引きずったり、舐めたりしていると肛門周囲が傷ついて、赤くただれたり、皮膚炎になることもあります。
また、たまりすぎて袋の容量をこえてしまうと破裂してしまい、お尻の穴の横に大きな穴が開き、外科的な処置が必要になったり、何度も同じことを繰り返してしまうような子は手術で袋ごととってしまったりすることもあります。
また放置して雑菌が繁殖すると腎臓など全身に影響を与えます。
そんな肛門腺ですが、人の手で絞ってあげることでたまりすぎることをだいたい予防できるので、シャンプーの時など月に一回くらい絞ってあげましょう。
絞り方はまず尾を片方の手で持ち上げます。これは尾をなるべく頭の方に倒して肛門を迫り出すようにしたほうがいいでしょう。そして時計でいう4時と8時にあたる所をもう片方の手の指でつまみます。あとは下から上へ押し出すようにすると出てきます。
すごい勢いで飛び出たり、臭いがかなりきつい子もいるので、くれぐれも肛門をのぞきこまないようにしてください。

こういったケアでずいぶんと改善しますので、お尻をひきずっているのをみかけたら是非やってみてくださいね