PUPS-仔犬の社会化促進プロジェクト委員会

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アニマルドクターメッセージ

梅雨から夏の手入れと健康管理

この時期は湿気と暑さでトラブルが発生し易いです。以下のような点に気をつけていただくとよいでしょう。

● 食餌

脂肪分と食餌量は控えめに。食べ残しの置きっぱなしは厳禁です。状況にもよりますが、30分以上は放置しないようにしてください。また、気温が高いと食欲が落ちることがありますが、それはエネルギー補給と燃焼を抑え、体温が上がるのを防いでいるという暑さ対策に一役かっている場合もあります。この時期は食欲が多少落ちたように感じても、一定の少ない量を継続して食べていて、元気などの一般状態に変化がないようであれば特に問題ありません。(但し、食べ方にムラがあったり、元気がなかったり、体重がどんどん落ちているような場合は病的な食欲低下としてとらえていただく必要がありますので注意してください。)また成長期の幼犬は栄養要求量が多いですので、必要な栄養がきちんととれているか注意してあげてください。成犬であれば冬場の2/3程度の量でも大丈夫とされています。

● 環境

犬舎の清潔、風通しに気をくばってあげてください。犬舎の天井を高く、スノコを敷いたり、窓をつけて熱がこもらないようにしてあげてください。よろずなどをうまく利用して直射日光を避けるように、近くに打ち水などをするのも効果的です。
またこの時期は外部寄生虫が急激に増えますので、屋外飼育のワンちゃんは特に気をつけてあげてください。ノミダニは痒いだけでなく、いろんな病気を媒介しますので徹底的に駆除してあげてください。
屋内飼育のワンちゃんはクーラーの風が直接あたらないように、また自由に快適な場所を選んで移動できるように気をつけてあげてください。人間と同じで外気温との差で体調をくずすこともありますので、時々は空気の入れ替えを行ったり、冷やしすぎにはくれぐれも注意してあげてください。

● お手入れ

こまめなブラッシングは死毛を取り去り、細菌性皮膚炎などの予防効果があります。またマッサージ効果もありますので、皮膚代謝を活性化し、毛並みが良くなることも期待できます。夏場のつるつるカットは直射日光が皮膚にあたりますので、実はワンちゃんにはかえって逆効果です。短めのサマーカットならOKです。お散歩の後の足先の清潔乾燥にも気を配ってあげてください。洗ったあとはよく乾かしてあげることがポイントです。しめったタオルで拭くだけというのは趾間皮膚炎(パットの裏の皮膚の炎症)の原因になります。

● 運動

激しい運動はこの時期は避けたほうがよいでしょう。小型犬であれば室内の遊びだけでもこの時期は大丈夫です。お散歩はアスファルトが冷えてから、アスファルトは驚くほど高温になりますので、できれば実際に飼い主様が触って確かめていただくとよいでしょう。日中のお散歩ではパットがやけどをしてしまうこともありえます。犬は身体が地面に近い分、地面に反射した熱を受けやすいので、くれぐれもお散歩の時間帯には気をつけてあげてください。

● その他

落雷や花火の音もデリケートなワンちゃんには恐怖となるものです。
落ち着けるような環境を用意してあげたり、声をかけて安心させてあげてください。
フィラリア薬を忘れずに飲ませていただくこと、消化器症状などが出たらすぐにかかりつけの獣医師に診てもらうことなどもこの時期のポイントとなります。