PUPS-仔犬の社会化促進プロジェクト委員会

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アニマルドクターメッセージ

病院にいったほうがいいの?

なんだかいつもと様子がちがう。しっぽを振ってくれないし、寝てばかり。
でも別に吐くわけじゃないし、下痢もしてないし・・・。
どうしよう?病院につれていこうか?でもなんでもなかったら恥ずかしいし、検査とかされるのいやだし、混んでるかも知れないし。やっぱり明日まで様子をみようかな?
そうだ、飼育書を見てみよう。あ、これもあれもあてはまるかも。ふむふむ。病院に連れて行く目安は、じゃあ、まだいいかな?家にある薬を飲ませてみようか?

ペットを飼育されている方なら、1度や2度はこんな経験がおありでしょう。
ほとんどの場合は大事にいたらず、ほっと胸をなでおろされたことでしょう。

獣医師としては、「どうぞ遠慮なさらずに、どんな小さなことでも効いてださい!」という気持ちでいっぱいです。相談してなんでもなかったら、それでいいではないですか。

いつも一緒に生活してペットの様子を一番よくご存知の飼い主様が、「なんかいつもとちがう」と感じになることは、獣医師にとっても大きなヒントです。

病院に行くのはまだ、ということであれば、お電話でもメール相談でも、身近な相談できる専門家になるべく早くなんでも聞いてくださいね。
早いうちに手をうてば、大事にいたらずにすむケースもたくさんあります。

こんなことがありました。

「なんか元気なんだけど、ちょっといつもと様子が違うみたいで。それに、私が編んだこの子の靴下がかたっぽ無いの・・・。」
と、おばあちゃんが6ヶ月のヨークシャーテリアを連れてこられました。

うん、確かにしっぽも振って元気ですね。
ぱっと見ると全く問題ない。
でも靴下が1個ないことは確かなようですね。

「おばあちゃん、万が一ってことがあるから、バリウム検査してみましょうか。」
「う〜ん、そうねぇ、じゃあ、お願いするわ。」
「めどがついたら連絡しますね。」

おばあちゃんはワンちゃんをお預けになり、帰っていかれました。

バリウムを飲んで1時間、胃の中に靴下の様子がしっか映っていました。

「まだ、胃の中ですね。小さい靴下だし。吐かせます。」

15分後、その子は、けぽっと靴下を吐いてくれました。
粘膜保護剤をだして、一件落着。
ワンちゃんもしっぽを振ってくれています。

「おばあちゃん、これからは気をつけてね。小さい子はなんでも食べちゃうからね。」

おばあちゃんはとってもよろこんでワンちゃんを連れて帰りました。

もし、このワンちゃんが『元気だから』と数日様子を見てしまったら、どうなっっていたでしょうか?
靴下が胃の出口のところにつまったり、腸にすすんでしまった場合はそこでつまってしまい、ガスが急速にたまってとても苦しい思いをしてしまったでしょう。場合によっては腸が破れて、緊急手術、致命傷になってしまうこともあります。

おばあちゃん、早く相談してくれて本当によかった。

案ずるより生むが易しです。

日頃から身近なホームドクターで健康診断を受けたり、気軽に相談できる電話相談窓口など調べておかれるとよいでしょう!